数々の最年少記録を打ち出してる藤井聡太七段で話題なのが、将棋です。
今将棋を始めようとする子供たちや、将棋を子供させたいと言う親御さんもかなり増えてるようです。しかし、将棋をするには駒の動きや定石などを覚えていないと楽しめなかったりするものです
- 将棋をこれからしようと思ってもなかなか覚えられない
- 将棋を始めようと思って盤や駒などの道具を揃えてしまったけど将棋本来を楽しめなかった
なんていう方のために今回は本来の将棋(ここでは本将棋と呼びます)以外の将棋の楽しみ方をお伝えしたいと思います!
将棋が難しい、でも将棋をやりたいなら違う遊び方から!
将棋は囲碁と違い、いつ頃日本に伝来されたのかという正確な情報がありません。
いくつかある説の中で有力だと言われてる起源説はインドのチャトランガだという説だそうです。
それが西洋のチェスや中国のシャンチー、朝鮮半島のチャンギなどに発達したと言われてるそうです。
そんな歴史のある、将棋ですが、色々駒の役割があります。
そこが将棋ができない人がまずぶつかる壁だと言えます。
そして、その駒の動きからそして長い歴史の中で生み出された定石というものがあるのです。
しかし、その駒の動きを覚えるのが大変だったり、定石はかなりたくさんあり、それらを覚えるのが一苦労で、さらにそれを実践するとなるとなかなかできなかったりするのです。
だから、小さい頃からやってる人がプロになるんですね。つまり、藤井聡太七段は理に適っているということかもしれません。
本将棋以外の遊び方を覚えよう!
本将棋の定石などをお伝えするのはとても時間がかかりますし、それがわかってれば、こんなブログを読まなくてもできてると思います(笑)
なので、今回は本将棋以外のすぐ楽しめるような将棋の遊び方をお伝えします!
駒富豪
名前を見てもらえればわかりますが、トランプの大富豪のルールを将棋で行うというものです。
駒をトランプに見立てて使います。つまり、駒の力の優劣を利用したゲームとなります。つまり、このゲームは、本将棋での駒の役割などを覚えるのにもで適しています。
- 40枚全ての駒をプレーヤーに配る。
配られた駒は他のプレーヤーに各々は見られないようにする。 - じゃんけんで親を決めて、親から時計回りでゲームを進行。
最初に親が持ち駒を置く(1枚でも複数枚でもOK)
親が出した駒より強い駒を出す、その時に2枚だったら2枚、3枚なら3枚出す。
親が出した駒より強い駒がなければ、「パス」する。
次の親が決まるまでは、そのプレーヤーは駒を出すことはできない。 - 駒の強さ
弱い順から、歩兵→香車→桂馬→銀将→金将→と金→角行→飛車→王将・玉将
※と金は相手に渡したらただの歩になってしまうので金将より強い - トランプの大富豪と同じように「革命」のようなものもある。
1回のゲームで1度だけ使うことができる。
自分の番が回ってきた時に歩を裏返して”と金”として使うことができる
つまり、持ち駒が弱かったとしても、そのような使い方で優位にすることもできる。 - 駒を置いた人以外が全員パスをしたら、最後に駒を置いた人が次の親になる。
- そして手持ちの駒がなくなったら上がりとなり、その順番で順位が決まります。
駒の動きまではわかることはできませんが、どの駒が強くてどの駒が弱いかなどの駒の力関係がわかるので、本将棋をなかなか覚えられない人にも良いきっかけになります。
駒合わせ
このゲームは2〜5人で対戦するゲームです。
- 1人に8枚ずつ駒を配ります。
配られた駒は他の人に見られないようにします。
もちろん配った人も誰に何を配ったかわからないようにしなければいけません。 - 親を決めて、親から持ち駒の1枚を真ん中に置く。
親から時計回りでゲームを進める - 親と同じ駒を持っていれば出すことができ、持ってなかったり、出したくなければパス。
- 親が出した駒と同じを駒を出せた人が次の親に。
- 配られた持ち駒が全てなくなったら、上がりでその順番で順位が決まる。
これは本将棋とはかけ離れてますが、参加できる人数が多いので、本将棋をするには微妙な時なども駒合わせなどであれば、大人数で楽しむことができますね。
挟み将棋
これはよく名前を聞く人もいるかもしれません。
本将棋以外の将棋の遊び方では代表的な遊びの一つだと言えますね。
- 2人で遊ぶゲームです。
- 向き合わせに座り、自分に一番近い列に駒を9枚並べる
- ”歩”と”と金”で手駒を見分けます
駒の強さや役割は同じです。
駒はタテヨコ一方に何マスでも自由に進めることができます。(斜めは不可) - ジャンケンなどで先行・後攻を決めてスタート。
将棋と同じように1手ずつ交互に動かす。 - タテかヨコに二枚で挟むことで相手の駒を取ることができる。
複数枚でも取ることはできる。 - 先に相手の駒を7枚とった人が勝ちです。
駒の役割などはありませんが、挟み将棋は本将棋の練習にもなると言われています。
本将棋をやりたいけどまだまだ覚えられないという方には本将棋のイージーモードとして考えれば、とても楽しめますよ!
山崩し
これも代表的な遊びですね。
呼び方は人や地域などで変わり、将棋崩しと呼ぶ人もいます。
ルールはとても簡単なので、今すぐできます。
- 将棋の駒を箱にいれて盤の中央にひっくり返します。
- 箱をあげると将棋の駒の山ができます。
- 人差し指だけを使って駒を滑らせて、駒を取ります。
駒を盤の外まで落とすと駒をもらえます。 - 「カチッ」と音がなってしまったら手を止めて次の人へ。
- 順番に繰り返して多く駒をとった人が勝ち。
本将棋とは趣向の違うタイプの遊び方と言えますね。
重ね将棋
重ね将棋はゲームの種類としては、将棋崩しに似てるようなタイプのゲームと言えます。
こちらもルールはとてもシンプルです。
- まず1枚駒をおきます。
- 次の人からその上に駒を重ねていきます。
重ねていくと将棋の駒のタワーができきます。 - 将棋タワー倒してしまった人が負け
まさにジェンガなどのバランス系のゲームですね。
本将棋とは程遠いゲームですが、将棋の駒は駒によってサイズや形が異なるので、駒の特徴を掴んでその強さの違いを知ることなどもできます。
将棋倒し
これもバランス系の遊び方と言えますね。そして名前の通り、将棋の駒を並べて倒すというものです。将棋をドミノを同じように倒していく遊びです。
これにはルールなどはあるようでないものですね。
キレイに並べて倒して楽しむ
シンプルですね。
ちょっと不吉な話ですが、まさによく事故などで言われるような将棋倒しというのは、人が倒れて、それが将棋倒しの駒のように倒れることです。怖いですね汗
デコピン将棋
これもまた他の遊び方とは違う遊び方ですね。
イメージ的にいうと定規とボールペンで遊ぶ定戦(じょうせん)に似てるかもしれません。
ルールは地域などで変わるので、参考にしてもらって、自分たちでルールを作ってもいいかもしれませんね。
- 2人で対戦。
- お互いの手前の列に駒を並べる。
- デコピンで駒を飛ばす。
- 相手の駒を盤の外に出す。
- 相手より多く盤の外に駒を出した方が勝ち
まさに定戦の変化版という感じですね。本将棋とは全く関係のない遊びですが、本将棋に飽きた時などの息抜きなどにはシンプルだし、そこまでの緊張感もなくできるので、ピッタリですね!
本将棋以外にも楽しみ方はたくさんある!
今回お伝えした遊び方は、ほんの一部と言えます。盤や形が異なる複数の駒があるので、それらを活かした遊び方は他にもあります。
お伝えした遊び方だけでもかなりの時間もかかるので、まずはこれらの遊び方を楽しんでみてください!
そしていずれは本将棋を楽しめるようになればいいですね!
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