トランプで他のゲームとは、少し違う遊びの代表といえば、神経衰弱です。
これは自分の手持ちのカード持って、相手との駆け引きをするようなババ抜きや大富豪などの類とは異なるゲームになりますね。
簡単に言うと裏返しにおいたカードの中から同じ数字のカードを見つけて、見つけたカードのペアが多い人が勝ちというものです。
ものすごく簡単かつシンプルなルールですが、神経衰弱もかなり多様な遊び方があります。
今回はその神経衰弱の遊び方をお伝えします。
定番の神経衰弱でも少しの変化で、変わる?
神経衰弱は何人でもできるといえばできます。
しかし、基本的に二人で行うのが良いでしょう。
一般的なやり方は、ジョーカー以外のA〜Kまでのカード4種類を全部使い、それを裏返しにおいて、順番にペアとなるカードを探すというものです。
まず、ここでも二つのパターンのやり方があります。
・机などの上にバラバラと無作為に置くのか。
これだけでもかなり違います。
テレビゲームなどで神経衰弱というと前者のようなキレイに並んで置くやり方になります。
しかし、タテヨコの向きが一緒だと、配置を覚えやすくなるという利点もあるので、割と難易度が下がります。
置き方はルールとは少し違うような気がするかもしれませんが、人によってこれは得意不得意が出てくるので、意外と見過ごせないポイントと言えます。
アレンジルールもかなりある!
3枚どり神経衰弱
文字通り3枚のカードを取る神経衰弱です。
3枚同じカードが揃って取れるので、3枚のペアを見つけるまで時間がかかります。
1ターンにめくれる枚数も同じでなければめくれないとなれば、2枚目に間違えたら交代となってしまうので、なかなか3枚見つけるのも大変です。
そして各数字1枚余るカードが発生します。
それによって、場にペアにできない邪魔なカードが13枚も残ることになるので、最後の最後まで、見つけにくくなります。
難易度は通常の2枚ペアと比べたらグンと上がりますね。
ジョーカーを追加した場合の遊び方
ジョーカーは神経衰弱でも色々な役割を与えることができます。
ジョーカーを使うだけでもいくつかのルールが生まれるので、ジョーカーをどうやって使うのかをご紹介しましょう。
何にも代用できずにお手つき
ジョーカーをめくってしまったら、そのターンは台無しになってしまうというルールです。
まさにババ抜きのババのような存在です。
ジョーカーを混ぜるだけでかなりややこしくなります。
たかだか1、2枚カードが増えるだけだと思って侮ることはできませんよ(笑)
万能なカード
大富豪などと同じように、どの数字としても扱えるようにするルールです。
これができるとペアで抜けた数字があまりのカードとなります。
このあまりのカードがあることで、余計なカードを覚えることになるので、かなり困ります。
もし相手がジョーカーを使った時はそのペアとなったカードは覚えないと後で、その数字のペアを探すなんてことにもなりかねません。
絵札に付加価値をつける
J〜Kとジョーカーに通常のペアの2倍のペアと同等の付加価値をつけるというものです。
このルールを導入することにより、絵札を狙う人が出てきます。
これで戦略が分かれることもあります。
・絵札に特化して狙う人
・絵札を狙いすぎて他の数字が取れない人
このように戦略が変わってくるので、どちらが勝つのかというのは、終わった時に変わってしまうこともあるでしょう。
そしてどの戦略を取るかでそのゲームの勝敗も変わってきます。
W神経衰弱
これはアニメ化、実写ドラマ化、映画化もされた某漫画の中でもやられてたルールです。
具体的にどういうものかというとデッキを2つ使って神経衰弱をするというものです。
つまりカードが2倍になるわけです。
単純に2倍にカードが増えるだけなのですが、それによって追加できるルールも、2倍になったが故にいくつかできるのです。
マークと数字の完全一致
デッキがもう一つということは同じ、数字とマークのカードがあるということで、従来の神経衰弱のように数字のカードのペアを作るだけではなく、数字とマークが同じでないとペアとして認められないということです。
カードの枚数も倍になってるのに、その中からペアにできるカードは一枚だけとなるとかなり難易度が上がりますよね。
Wデッキだとジョーカーも4枚になるので、ジョーカーの役割も色々つけて、更に複雑にすることもできてしまいます!
数字合わせ神経衰弱(神経衰弱足し算)
神経衰弱というのは同じ数字のカードのペアを見つけるゲームです。
ここでいう数字合わせというのはペアを見つけるという意味ではありません。
2枚のカードを足した数字が決められた数字にならないと取れないというものです。
1+13、2+12・・・・・・・・・7+7のように合計14になったらペア成立。
合計の数字により使うカードを減らすこともできます。
合計「10」に設定して、10〜Kのカードは使わずにA〜9のカードでゲームをします。
これから足し算を覚える小さいお子さんがいると、ゲーム性のある勉強として使えます。
意外に色々なやり方があった!
単純にペアを作るゲームだと思われがちなのですが、神経衰弱もしっかりルールを考えると意外と様々なルールがあるのです。
神経衰弱をする場合に気をつけなくてはいけないのは、時間です。
ルールによってはかなりの時間を費やすことになることも考えられます。
Wデッキや3枚ペアなどは普通の神経衰弱よりも時間はかかるでしょう。
しかし、裏返しにして、ペアを見つけるというのは、ババ抜き、大富豪やダウトとは違い、相手との駆け引きよりは自分自身の記憶などの方が、重要になってくる部分はあるので、普段トランプが弱い人が勝てるということもあると思います。
ゲームは常に同じ人が勝っていても盛り上がらなかったりするものです。
たまには神経衰弱もやってみてはいかがですか?^^
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